
杉本 欣久さん
Sugimoto Yoshihisa
有限会社KINGDOM マネージャー
高崎市の人気店「まるこう」の運営を担う。
スタッフの生活を守るためにあえて「ランチ限定営業」を選択し、
メニューを3軸に絞り込むことで一杯の精度を極限まで高めている。
ラーメンを「地域を彩る門」と捉え、伝統の味を磨き直す老舗の革新者。
少し背筋が伸びるような、凛とした佇まいの暖簾をくぐると、
そこには「懐かしさ」と「新しさ」が共存する不思議な香りが漂っています。
「支那そば まるこう」のマネージャー、
杉本さん。
彼が語る言葉の端々からは、ラーメンへの探究心以上に、この店を支える「人」と「地域」への深い愛が溢れていました。
「入り口」としてのラーメン、その先にある彩り
「まるこう」を運営する有限会社 KINGDOMが掲げるのは、『今日に彩りを、一品に煌めきを』という言葉。
うちのラーメンをきっかけに、系列の焼き鳥や焼肉、ビストロにも足を運んでほしい。ここは、私たちの世界観への“門”なんです。

杉本さんの言葉通り、店内はラーメン屋という枠を超えた、どこかレストランのような気品があります。
しかし、一歩足を踏み入れれば、スタッフの皆さんの明るい会話が、その緊張感を心地よい「温かさ」に変えてくれます。
働き方を守るための「選ばない」という選択
現在、「まるこう」はランチ営業のみ。かつての夜営業をあえてやめた背景には、杉本さんの現場への眼差しがありました。
平日は女性スタッフがメイン。彼女たちには家族があり、生活がある。
無理に夜まで店を開けることより、スタッフが健やかに働ける環境を守る道を選びました。
効率を求めれば、夜も開けたほうがいいですが、彼らはあえて「開けない」ことを選んでいます。
そのゆとりが、結果としてお客様への丁寧な接客や、一杯のクオリティに繋がっています。

3つの軸に凝縮された「10年目の覚悟」
リニューアルを経て、
メニューは以下の3種類に絞り込まれました。
・鴨そば(塩):創業の魂。
・しなそば(黒醤油):深みのある懐かしさ。
・担々麺:ファンを惹きつける力強さ。

10年やってきましたが、今もう一度、軸になる味を磨き直したいんです。
メニューを絞ることは、
逃げではなく「攻め」の姿勢。
多角化する世の中で、あえて自分の本分を研ぎ澄ますその姿は、榛名山の麓で木を熟成させる職人の姿とも重なりました。


所在地 群馬県高崎市高関町289
営業時間 火曜日〜日曜日: 11:30〜14:30 L.O
月曜定休(詳しくはHPの月次掲載カレンダーをご覧ください)
電話番号 027-388-1233
座数 カウンター10席・テーブル4人がけ1席/2人がけ1席
お支払い 現金のみ
駐車場 あり
所在地 群馬県高崎市高関町289
営業時間 火曜日〜日曜日
11:30〜14:30 L.O
月曜定休(詳しくはHPをご覧ください。)
電話番号 027-388-1233
座数 カウンター10席
テーブル4人がけ1席
2人がけ1席
お支払い 現金のみ
駐車場 あり
取材を終えて
JOMOとして地域の方に会っていると、「続ける強さ」と「やり直す勇気」を同時に持っている人に出会うことがあります。
「支那そば まるこう」のマネージャーの杉本さんは、まさにその一人でした。
10年積み重ねてきたものを抱えながら、それでも一度メニューを見つめ直し、もう一度スタートを切る。
その姿勢こそ、地域の飲食を支える本当の力だと感じました。皆さんも再スタートきった「支那そば まるこう」へ一度足を運んでみてください。
Re:Local
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